みなさま、こんにちは。
相模原市・橋本 お顔剃りエステ専門店
シェービングサロン『イエシム』です。
美肌成分の代表的なものとして挙げられるのが「ヒアルロン酸」。
化粧品やサプリメントなどに配合され、美肌はもちろん関節痛などにも重要な役割を担う成分として注目されています。
ヒアルロン酸とは何なのか、そして美肌となる理由やメカニズムは…?
■ヒアルロン酸は元々全身に存在する
ヒアルロン酸は人間の筋肉や骨(軟骨)、血管、脳など、全身のあらゆる部位に存在しています。
皮膚にも存在し、特に真皮と呼ばれる、皮膚の奥の部分に多く存在しています。
■主な役割は「水分の保持」
ヒアルロン酸は非常に保水性に優れています。
例として、ヒアルロン酸1gに対して6リットルもの水分を保持することができると言われています。
また、水分を含んだヒアルロン酸は高い粘弾性を持つという特性から、体内の関節や眼球内部などにおいてクッションとしての役割を果たしています。
■肌における役割
先述したように、ヒアルロン酸は高い保湿力と弾力性を兼ね備えた成分であることから、肌の潤いとハリを保つという役割を担っています。
ですから、ヒアルロン酸を多く含む肌は潤いと弾力があるみずみずしい肌になります。
逆にヒアルロン酸が少ないと、乾燥しやすく、シワが多くたるんだ肌になってしまいます。
■ヒアルロン酸は年齢とともに減少する
体内のヒアルロン酸量は加齢とともに減少していきます。
本来ヒアルロン酸は体内でも生成されるのですが、年齢とともにその機能が低下します。
年齢とともに肌がたるみ、乾燥してくるのはそのためです。
ヒアルロン酸は赤ちゃんの時が最も多く、20歳代の頃まではさほど影響はありません。
30歳を過ぎてくると急激に減少し、40代で20代の約半分、60代では20代の1/4まで減少すると言われています。
■ヒアルロン酸を補給するには
ヒアルロン酸を体内に補給する方法として、
・食事による摂取
・サプリメントによる摂取
・コスメによる摂取
・ヒアルロン酸注射
などが挙げられます。
[食事による摂取]
ヒアルロン酸を含む食材は多数あります。
(フカヒレ、すっぽん、鶏皮、海ぶどう、など)
しかし、ヒアルロン酸は熱に弱く、40°C以上の加熱で壊れてしまいます。
また、成分そのものの分子量が大きいため、腸からの吸収も困難です。
さらに、摂取されたとしてもアミノ酸と糖類に分解されてしまうため、ヒアルロン酸として体内に吸収されることはありません。
よって、食物からヒアルロン酸として摂取することはほぼ不可能と思われます。
[サプリメントによる摂取]
サプリメントに使用されているヒアルロン酸は「低分子化ヒアルロン酸」「ナノ化ヒアルロン酸」と呼ばれるものです。
食品に含まれるヒアルロン酸よりも、より体内に吸収されやすいものとされています。
ただし、吸収された後は食品のヒアルロン酸と同様に体内で分解されてしまうため、ヒアルロン酸本来の効果としては疑問です。
サプリメントによるヒアルロン酸摂取での美容効果、健康効果については実証されていないのが現実です。
[コスメによる摂取]
化粧水などの基礎化粧品にはヒアルロン酸が配合されているものを多く見かけます。
肌に直接塗布し、浸透させることにより肌の保湿力をアップさせるのが目的です。
ここで注意しなければならないのが、上述した通りヒアルロン酸はとても高分子(大きな分子)であるため、肌の奥には浸透しないということ。
肌の一番表面の部分(表皮)で遮断されてしまい、その奥(真皮)には到達しません。
本来ヒアルロン酸は真皮に多く含まれ、そこで真価を発揮する成分ですので、真皮まで浸透しないことにはまるで意味がありません。
そこで、ここでも低分子のヒアルロン酸が使用されています。
また、元々保湿力が強力であるヒアルロン酸ですから、充分に水分を含ませたヒアルロン酸を肌の表面に塗布し、その上から乳液やクリームで保護することにより、水分の膜で肌を包んでいる状態を作ることができます。
つまり、ヒアルロン酸配合のコスメを使用する場合は、肌にヒアルロン酸を浸透させるというよりも、肌の表面に水の膜を貼ると考えた方が良いのかもしれません。
[ヒアルロン酸注射]
最も即効性がある方法です。
シワやたるみなどが発生した部位に直接ヒアルロン酸を注入します。
注入されたヒアルロン酸は半年から数年かけて徐々に体内に吸収されていきます。
よって、効果は半永久的なものではないため、効果を持続させるためには定期的な注入が必要となります。