タオルのたたみ方一つでも、その人の人間性が出てしまいます。
こんにちは。
シェービングサロン- Yesim- イエシム 事業主です。
レディースシェービングを積極的に取り入れる理容室が、最近増えてきているような気がします。
入り口や窓などにPOPが貼ってあったり、ノボリ(旗)が立っていたりして、女性の顔剃りをPRしている理容室を多く見かけるようになりました。
まぁ、自分がシェービングサロンを運営している身なので、そういうものが目に止まるだけなのかもしれませんが、実際に世の女性たちにはどの位シェービングが浸透しているのでしょうか?
それはさておき…
そういったレディースシェービングのPR、その隣には必ずと言っていいほど、ある一言が加えられています。
それは…
『女性スタッフが担当します』
実際に、そのお店では女性スタッフが施術をするのでしょう。
しかし、なぜわざわざその事を書くのか?
それはきっと、
『女性のお客様は女性にやってもらいたいはずだ』
と、サロン側が思っているから。
だから、わざわざそんな事を書くんでしょ?
実際、ワタクシがイエシムをオープンする際に言われたのが、
「女性のお客様なのに、男のお前で大丈夫なのかよ?」
正直なところ、当初この点が私の最大の不安でありまして…。
『女性客 = 女性スタッフ』
という、ある種の常識みたいなものがありましたから。
ところが、いざ始めてみれば…
多くのお客様にご来店いただいているという事実があります。
つまり、先に言った
『女性のお客様は女性にやってもらいたいはずだ』
という考えは、間違いだということ。
いや、決して全ての女性がそうだというわけではありません。
「男性に施術されるのはちょっと…」
という人もいます。
これはイエシムに限った話ではなく、全ての業種で起こりえることです。
美容室しかり、整体なども。
ただ、イエシムの場合は、最初から男性技術者であることを前面に出していますからね。
ホームページやブログ、動画でも
『おっさんの店ですよ!』
…と。
ですから、男性に施術されたくない人は、最初からイエシムは選択肢に含まれません。
さて、ブログをお読みの皆さんは、お客様のパターンとしておそらく、
■女性技術者を希望する人(男性技術者は絶対に嫌な人)
■できれば女性技術者を希望する人(仕方なく男性技術者でもいい人)
■どちらでもいい人
に分けていると思います。
この中で、イエシムのお客様に該当するのが
『どちらでもいい人』
です。
しかし、大多数の方の考えはここで止まってしまっています。
先の『女性スタッフが担当します』という看板を出しているサロンも、ここで止まっているのでしょう。
イエシムにご来店くださるお客様には、さらに2つ。
■できれば男性技術者を希望する人
■男性技術者を希望する人(女性技術者は絶対に嫌な人)
という方々がいます。
理由は…
それこそ人それぞれ。
「同性に肌の隅々まで見られたくない」
「男性技術者なら女性が気付かない部分があるはず」
などなど。
中には、
「男性技術者の方が信頼感がある」
などという人も。
いやいや、女性技術者だって信頼できますよ。
つまり、男性技術者を求めているお客様も、実は多くいらっしゃるということ。
まぁ、その数は全体の中では少数かもしれませんが、そのようなニーズは確実にあります。
そうでなければ、こんな”おっさんの店”に、全身コースやらVIOコースなんて来ませんよ。
ところが、世の中には女性技術者をPRするサロンばかりですので…
おかげさまで我がイエシムは、男性技術者を希望する全国からのお客様を独り占めです(笑)
オープンしたての頃は、やはりワタクシ自身にも
『女性客 = 女性スタッフ』
という考えが刷り込まれていたため、自分が男性技術者であるという、ある種の”負い目”があることから、ついお客様に
「男性技術者で抵抗ないですか?」
なんて聞いちゃったりしましたけどね。
でも、お客様から帰ってくる言葉は、
「男性技術者だって判ってて来てますから、別に…。
嫌だったら最初から来ませんよ。」
ってね。
それ以来、うちにご来店くださったお客様に対して、
「男性技術者で抵抗ないですか?」
という質問はナンセンスだな…と。
さらに言えば、自分が女性専門の男性技術者であることに自信が持てた瞬間なのでした。
女性専門サロンでも、男性技術者ということが決してデメリットではなかったのです。