みなさま、こんにちは。

相模原市・橋本 お顔剃りエステ専門店 シェービングサロン『イエシム』です。

 

 

コックさんに質問します。

家に帰ってから食事を作るの、面倒じゃないですか?

 

植木屋さんに質問します。

自宅の庭に生えている木の手入れ、面倒じゃないですか?

 

ガソリンスタンドにお勤めの方に質問します。

自分の車の洗車、面倒じゃないですか?

 

 

そうなんです…

私、お客様の顔そりを生業としているくせに、自分のヒゲを剃るのが面倒で面倒で仕方がないんです。

 

始めてしまえばほんの10分くらいで終わってしまうのに。

お客様の顔そりにはたっぷり時間と手間をかけて仕事をするのに。

 

この”気持ちの違い”って、なんなんでしょうかね?

 

 

さて…

 

私たち理容師がお客様の顔そりをする時、絶対に守るポイントがあります。

これは私だけではありません。

おそらく全ての理容師が心がけていることの一つです。

それは、

『カミソリの進行方向』

 

毛の生える向きに合わせてカミソリを進める…ということ。

 

顔そりでは

■ 順剃り

■ 逆剃り

という、二つの技法を使います。

 

読んで字のごとく、毛の向きに沿ってカミソリを動かすのが順剃り。

毛の向きに逆らって動かすのが逆剃り。

 

一般的に顔そりをパーフェクトに仕上げるにはこの2段階の作業を行います。

 

まずは順剃りから。

これで、ヒゲやうぶ毛はほぼ取り除かれます。

 

肌が弱い方などは、この時点で仕上げ…という場合もあります。

 

ただ、これだと毛の生えている向きの逆から顔を撫でた時、多少のザラつき感が残ってしまいます。

中にはこれを”剃り残し”と感じてしまうお客様もいらっしゃいます。

 

ここで…いよいよ逆剃りの出番。

 

これこそがプロによる顔そりの真骨頂といっても過言ではありません。

 

逆剃りと言っても、毛に対して真逆に剃るのではありません。

真横、もしくは斜め45度までの角度から剃ります。

 

この角度の見極めが、技術者の技量になります。

 

さらにはカミソリが肌に触れる強さや、カミソリ自体の角度など、お客様一人一人に合わせなければなりません。

 

いかに完璧に毛を取り除くか。

いかに肌への負担を抑えるか。

 

このあたりのバランスが非常に難しい。

 

次回、来店された際、このあたりを気にして施術を受けてみてください。