みなさま、こんにちは。
相模原市・橋本 お顔剃りエステ専門店
シェービングサロン『イエシム』です。
年齢とともにお肌に現れてくる”シミ”。
美肌の敵でもあるシミ対策にはいろいろな方法がありますが、これって本当に効果あるの?
というわけで、今回はシミ対策あれこれ…です。
■シミの正体はメラニン色素
シミの正体、それは肌の内部にあるメラニン色素です。
と、このように書くとメラニン色素がまるで悪者のような感じがしますが、メラニン色素にもとても大切な役割があるのです。
それは、
「肌を紫外線の刺激から守ること」
です。
肌の表面(表皮)の細胞がメラニン色素を含むことでバリア―ゾーンとなり、紫外線の刺激を防御します。
こうすることで、紫外線による細胞の破壊や皮膚ガンの発生を未然に防いでいるのです。
ですからメラニン色素は肌のトラブルや病気を防ぐために、とても重要な物質と言えます。
■メラニン色素が生成されるきっかけは『紫外線』
メラニン色素が生成される主な原因は紫外線です。
肌が紫外線の刺激を受けると、肌の内部では「活性酸素」や「メラノサイト刺激ホルモン」「エンドセリン」といった物質が生成されます。
これらの物質は肌の表皮の奥にある「メラノサイト」という細胞を刺激します。
この「メラノサイト」がメラニン色素を生成する細胞です。
メラノサイトが刺激されると紫外線からの刺激から肌を守ろうと、メラニン色素を生成しようとします。
メラノサイト内でチロシナーゼという酵素が活性酸素を吸収、分解し、メラニン色素が出来上がります。
つまり、メラニン色素の材料となるのは「活性酸素」なのです。
これがいわゆる『日焼け』です。
ですから、”日焼けする”ということは”肌が活性酸素を分解した”ということにもなります。
■メラニン色素は自然にはがれ落ちる
表皮の奥で生成されたメラニン色素は、肌の新陳代謝(ターンオーバー)とともに肌の表面へと徐々に押し出されていき、最終的には垢(アカ)となって皮膚から剥がれ落ちます。
日焼けで褐色になった肌が、時間の経過とともに色が薄くなるのはそのためです。
■日焼けとシミの違い
通常の日焼けであれば、先に挙げたようにターンオーバーによってはがれ落ちるのですが、様々な原因によりメラニン色素が過剰に生成されると、排出されなかったメラニン色素がそのまま肌に残り、色素沈着を起こして『シミ』となります。
・過剰に紫外線を受ける
・ターンオーバーの乱れ
などが主な原因です。
■まずはシミの予防から
今までの内容を読んでいただければ、シミを予防する方法は…わかりますね。
『紫外線を浴びない』
これが、シミ予防の方法です。
しかし、日常の生活でこれはまず不可能と言えるでしょう。
ですから、日焼け止めを塗ったり日光を避けるといった方法でなるべく紫外線から肌を守るようにしましょう。
■できてしまったシミ、どうやって消すの?
充分に日焼け対策を行っていても、いつの間にか出来てしまう…シミ。
シミは一度できてしまったら消すことはできないの?
…と、いうと、そんなことはないのです。
できてしまったシミも、きちんとケアすることで消すことができます。
■まずはターンオーバーを整えること
シミができてしまった部位は、肌の新陳代謝が正常に行われていない可能性があります。
シミとなったメラニン色素をきちんと排出できるように、ターンオーバーが正常に戻るように努めましょう。
そのためには、定期的なピーリングやシェービングなどがとても有効な手段です。
肌表面の古い角質を取り除くことにより、ターンオーバーを促進する効果がありますので、狂ってしまったターンオーバーの周期を正常に戻す作用があります。
ただし、これらの手段は物理的に肌の表面を除去することになりますので、やりすぎは厳禁!
過剰なピーリングやシェービングは逆に肌を痛めることになってしまいます。
また、新陳代謝を高めるような食事も重要です。
βカロチン、ビタミンC、ビタミンEなどをはじめ、タンパク質などをバランスよく摂取してください。
特に「大豆食品」はオススメです。
■化粧品による美白ケア
肌の内部からのケアだけではなく、外部からの方法もあります。
いわゆる「美白化粧品」によるもので、最近ではメラニン色素に直接働きかけるような成分を配合した商品もあるようです。
それらの化粧品に配合されている成分のうち、いくつかを紹介します。
ここで紹介するものはそれぞれ長所、短所がありますので、ご自身に合ったものを使用するようにしてください。
[ハイドロキノン]
メラニン色素を生成するメラノサイトに直接作用することで、メラニン色素の生成を抑える。
これから生成されるメラニン色素を抑えるとともに、すでにできてしまったメラニン色素の色も薄くする作用がある。
ただし、非常に作用の強い成分であるため、使用に関しては注意が必要。
[アルブチン]
ハイドロキノンにブドウ糖を結合させたもの。
ハイドロキノンに比べ、肌への負担が軽いため使いやすい。
メラニン色素が生成される際の物質の結合を抑えることでメラニン色素の生成を抑える。
[ルミキシル]
こちらもアルブチンと同様、メラニン色素が生成される際の物質の結合を抑えることでメラニン色素の生成を抑える。
ハイドロキノンより17倍も高い有効性を持つと言われています。