新型コロナウイルスの影響で確定申告の提出期限が1ヶ月延期されたそうで、ちょっとホッとしております。
こんにちは。
シェービングサロン -Yesim- イエシム 事業主です。
『ブラック企業』という言葉をよく聞きます。
劣悪な勤務環境の職場のことを言うのでしょう。
勤務時間の事だったり、賃金の事だったり、または上司のパワハラなど、その内容は様々ですが。
と、すれば…
我々理容業界など、まさに『ブラックの極み』でしょう。
給料など、有って無いようなもの。
勤務時間だって、毎日16〜17時間も拘束されて。
先輩や親方に怒鳴られるのは日常茶飯事。
それでいて、理容業界が『ブラック』として取り上げられる事って、ほとんど無いですよ。
あ、コレって美容業界の方はどうなんでしょうかね?
理容業界の中では、いまだに『師弟』という考え方が根強く残っています。
いわゆる『弟子入り』ってやつ。
だから、強烈な縦社会。
従業員同士でも、1日でも先に入った方が『兄貴分』。
兄弟子の言う事が絶対…みたいな感じで。
当然、理不尽なこともたくさんありますわ。
中にはアホな先輩もいるわけで。
とてもまともな社会人の組織とは思えません。
中でも、最も理不尽な理屈が、
『お前らは仕事を教わる立場の人間だ。
だから、まともな仕事もできないくせに給料を貰おうなんてもってのほかだ!』
というもの。
おいおい…
そんな理屈があるかよ。
だからって、タダ同然で働かせてもいいってわけじゃないからな。
じゃぁ、一般企業に就職した新入社員は給料をもらわずに働いてるのか?
彼らだって最初は仕事を教わりながら働いてるぞ。
俺たちだって、これでも社会人なんだぜ。
で、次に来る言葉が、
『今の辛い経験が、将来役に立つ』
だとさ。
ハッキリ言いますわ。
当時味わった理不尽な経験が、いま役に立っている事なんか一つも無いからな!
まぁ、『職人』と呼ばれる職業の世界は、どこも厳しいものだと思います。
もちろん理容師もそこに含まれるものと思っています。
だけど、厳しいのはあくまで『仕事』に対してであって、社長の車を洗車したり、犬の散歩に行かされたり、なんていうのは決して『修行』と呼べるものでは無いと思うんだけど。
理容業界の後継者不足って、こういうところにもあると思うんだけどなぁ…。