ビタミンPというビタミンをご存知でしょうか?
実は私も初めて聞いた名前なのですが、色々と調べてみると、このビタミンPは美肌効果が高いということを知りました。
そのビタミンPとは何なのか、そしてその効果とは?
ビタミンPは植物の色素に含まれる
「ポリフェノール」「フラボノイド」「カテキン」「イソフラボン」
これらの成分の名前なら一度は耳にしたことがあるのでは?
実はこれらの成分の総称がビタミンPなのです。
厳密にはビタミンではなく”ビタミン様物質”に分類され、ビタミンに近い働きをする物質です。
主に植物の色素に多く含まれており、特に柑橘類(みかんやレモン、柚子やグレープフルーツなど)には豊富に含まれています。
その働きは?
毛細血管の強化
体内で血液によって運ばれてきた栄養素や酸素を細胞に直接受け渡しするのが毛細血管です。
そのため、毛細血管の内壁はそれらの成分がスムーズに通過できるよう、適度な透過性を保つ必要があります。
この”適度な”というのが重要で、透過性が良すぎると毛細血管が弱くなってしまい血管中の栄養素が染み出してしまったり、ウイルスなどが血管の中に入り込んだりしてしまいます。
逆に透過性が悪いと栄養素の受け渡しがスムーズに行われなくなってしまいます。
その”毛細血管の透過性”を調節し、強化する働きがビタミンPにはあるのです。
つまり、栄養素を体の隅々の細胞まで届けるためには毛細血管が丈夫で健康である必要があります。
肌は体の一番外側にあるわけですから、美肌のためには毛細血管が重要になってくるわけです。
また、毛細血管を強くすることで、出血性の病気に強くなります。
例えば、ちょっとぶつけただけでアザになったりするのは、毛細血管が弱っていることが考えられます。
ビタミンCの働きをサポート
美肌を維持するためにとても重要な成分の一つであるビタミンC。
その特徴として非常にデリケートであることが挙げられます。
熱や空気に弱く壊れやすい。
そんなビタミンCの性質を安定させる働きがビタミンPにはあります。
ビタミンCの酸化を防ぎ、有効に効果が発揮できるようサポートをしています。
そのためビタミンCを単体で摂るよりも、ビタミンPと同時に摂取することで、よりその効果が高まることになります。
ですから、ビタミンCのサプリメントにはビタミンPも配合しているものが多く存在します。